セラースプライトを駆使した商品リスト作成のコツ
セラースプライトとは、複数の画像をひとつの画像にまとめておくことで、Webページの読み込みを高速化する技術のことです。今回は、このセラースプライトを駆使して、商品リストを作成する方法をご紹介します。
1. セラースプライトの準備
まずはじめに、セラースプライトを準備しましょう。セラースプライトは、Photoshopなどの画像編集ソフトを使って作成することができます。複数の商品画像をひとつの画像にまとめ、各画像の周りに余白をつけておきます。余白の部分は、後でコードで指定した時に切り取られるため、商品画像と同じサイズになるように調整しましょう。
2. CSSでセラースプライトを設定する
次に、CSSでセラースプライトを設定します。画像のURLを指定する際に、背景位置も指定する必要があるので、backgroundプロパティを使用します。下記のように、background-imageに作成したセラースプライトのURLを指定し、background-positionに切り取る位置を指定します。
.list-item {
background-image: url(セラースプライトのURL);
background-position: 左上の画像から切り取る位置;
}
ここでは、.list-itemというクラス名を付けた要素にセラースプライトを適用する例を示しています。background-positionには、背景位置を指定する際に使用できる単位であるpxや%などを使うことができます。
3. 商品画像のサイズを指定する
セラースプライトを使用する際には、background-sizeプロパティで商品画像のサイズを指定する必要があります。background-sizeには、セラースプライトにまとめた画像の縦幅と横幅を指定します。この際、商品画像の縦幅や横幅と同じ値を指定することで、元画像と同じサイズで表示することができます。
.list-item {
background-image: url(セラースプライトのURL);
background-position: 左上の画像から切り取る位置;
background-size: 商品画像の縦幅 商品画像の横幅;
}
4. 商品画像を切り替える
ここまでの設定を行うことで、セラースプライトを使用した商品リストが作成できます。最後に、JavaScriptを使って商品画像をマウスオーバーした際に切り替える機能を実装しましょう。下記のようなコードを使用することで、マウスオーバーした時にbackground-positionの値を変更することができます。
// マウスオーバーした時の処理
$('.list-item').on('mouseover', function() {
// .list-item要素の背景位置を切り替える
$(this).css('background-position', 'マウスオーバー時の画像の左上の座標');
});
// マウスアウトした時の処理$('.list-item').on('mouseout', function() {
// .list-item要素の背景位置を切り替える
$(this).css('background-position', 'マウスアウト時の画像の左上の座標');
});
ここではjQueryを使用していますが、JavaScriptで同様の処理を行うこともできます。商品リスト内のすべての商品に対して、同じようにマウスオーバーした時の処理を行うことで、セラースプライトを駆使した商品リストが完成します。
まとめ
セラースプライトを使用することで、Webページの読み込みを高速化することができます。また、商品リストを作成する際にも、セラースプライトを駆使することで見た目をスッキリとさせることができます。ぜひ、上記のコツを参考にして商品リストを作成してみてください。
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